For official match

『ジャパン』のルールで試合をやったら絶対面白いと思うので

I think it would be really interesting to play (or watch)a match of “JAPAN”.

By Masayuki Ozaki

私はプレイするのも見るのも『ジャパン』が大好きです。

どうやって高得点を目指すかという要素が加わるからだと思います。

ただ、今まで『ジャパン』の試合が行われてこなかったのかは、理由は定かではありませんが、セーフティが無い上に多人数で撞くというところに”理不尽さ”や”窮屈さ”を感じる人も多かったからではないでしょうか。

じゃあ、セーフティをOKとすればそれでよいかと言うと、『ジャパン』独特のアグレッシブな試合展開が無くなって、少し魅力を落とすような気もしますし、3人以上の対戦ではさらに理不尽さが増すこととなるでしょう。

そうだ、パス権、使おう

常々、『ジャパン』の試合があったらいいのになと思う日々、「パス権」さえ導入すれば、色んな壁が乗り越えられるような気がした瞬間がありました。

パス権を導入すれば、プレイヤーに選択肢が増えるわけで、3人、4人対戦であっても、プレイする側、そして応援する側においても楽しむことができるものと確信しています。

それはそうとして、もし『ジャパン』で試合をするならこういうルールにする・・・というものを私なりに勝手に考えてみました。

それぞれ理由を添えてありますので、ビリヤード業界の皆様の参考になれば幸いです。

ちなみに私が想像するプレイスタイルは3~4人で30ゲームというのがベストだと思っています。例えば野球の平均試合時間は3時間ちょっとだということもありますし、まあ、じっくり見てられるのも3時間が限界かなと。30ゲームだとだいたい3時間前後で終わる量だと思います。20ゲームだとあっという間に終わってしまいますし、40ゲームじゃやはり長い。前半後半15ゲームづつって感じで進められるとまた見やすいかな。

【ボール数】9個

【点球】『3』『5』『7』『9』

やっぱり『ジャパン』といえばこのスタイルかなあと。ラックは『3』『5』『7』を4列目5列目に置くスタイルがいいと思います。

【ブレイク位置】

現状ブレイク優先とした方が見ごたえありますよね。いいブレイクポジションに出すのも技術。世界のプレイヤーがどんな感じでポジションをしてくるのか見てみたくなります。ただし、ワンボールプレイスは採用です。これ位の措置はありかなと。

【スリーポイントルール】

やはりプロたるもの、現状ブレイクだろうが何だろうが3ポイントルールは採用した方がいいと思います。いいところに手球を残すというのも見応えの一つですからね。今更ですが、このページの文章はプロの試合を前提に考えてます。

【ブレイクイン点球】

有効です。ただし、ラックに不正を施す技術者がいては面白くないので、フットコーナーは無効としたいです。ヘッドコーナーとかサイドへのラッキーはあった方がブレイクも強く打つことにもつながりそうで、有効としておいた方がいいです。

【エクスプレスルール】

無くていいかなと。アマチュア同志でサクサク楽しむ分には最高のルールだと思います。

【ファウル時の的球移動オプション】

やはりフット中心に考えたいです。例えば9番を入れてスクラッチ・・・みたいな展開で次の人があまりにもラッキーになってしまいます。それはあまり面白くありません。9番サイドに関しては、やはり技術で勝ち取って欲しいものです。

【ダブルヒット】

無し。プロでダブルヒットはやっぱりかっこよくないような気がして。でもダブルヒットの技術っていうのもあるので、見たい気もしますが、何より1インチを測りにくいというのも理由の一つです。ややこしいので無しがいいと思います。

 

【パス権】

有りです。これが無いと試合にならないような気がします。

 

【同得点ダブル】

ダブルになった方がハラハラドキドキの展開があって楽しいですよね。やる方も見るほうも!!

 

【連続ダブル】

2倍、4倍・・・となってもいいのかもしれませんが、やはりマスワリに華を持たせたいということもあって、あまりギャンブル性を高めない方が、見ていても楽しいかなと。ただ、ダブル続行というのもちょっと面白くないので、加算方式で2倍、3倍、4倍となってゲームが盛り上がればいいと思います。